京都三大奇祭のひとつ、鞍馬の火祭【由岐神社】が2023年10月22日(日)に実施されます。
祭りに行く前に知っておきたい「混雑を回避するコツ」「行き方・終電までに帰る方法」「駐車場」「交通規制・ルート」「見どころ」「掛け声」について紹介します。
鞍馬山に鎮座する由岐神社にて夜間に行われるお祭りなので、アクセスも悪く混雑しやすいことから、「初見の人が楽しむには難しいお祭り」としても知られています。
同日22日に京都の平安神宮にて開催される「時代祭」についてはこちら
鞍馬の火祭り2023の混雑する時間帯・回避するには?
少しでも混雑を避けるために、15時までに由岐神社に行って「御旅所」や周辺の集落の景色を楽しみましょう。
例年、17時頃からすでに由岐神社には人混みができています。
由岐神社までの街道の道幅が狭く、鞍馬駅から由岐神社まで一本道なので当日は非常に混雑するので要注意。
鞍馬の火祭りは18時の「神事触れ」を合図に、篝(エジ・かがり火)に火が灯されます。
昨年は人込みがすごすぎて境内にまで辿り着くことなく帰宅した人も多いそうです。
由岐神社周辺の地図や境内案内図は公式サイトを参照ください。
こちらが数年ぶりに京都の夜空を焦がした、鞍馬の火祭りです。 pic.twitter.com/gdI81FAuWk
— Ryota,F (@Kyoto_Ryota_F) October 23, 2022
鞍馬の火祭り2023のアクセス・行き方・帰り方
由岐神社 | |
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所在地 | 〒601-1111 京都市左京区鞍馬本町1073番地 |
アクセス | 電車・バスをご利用の場合 《京都駅より》 京都駅-1→東福寺駅-2(約15分)→出町柳駅-3(約30分)→鞍馬駅下車 京都駅-4(約20分)→国際会館駅-5(約20分)→出町柳駅→鞍馬下車 お車をご利用の場合 《大阪方面より》 名神高速京都南インター→堀川通を北上→御薗橋→京都産業大学・鞍馬街道→鞍馬(約50分) 《名古屋方面より》 名神高速京都東インター→三条通蹴上→白川通 天王町→宝ヶ池→京都精華大学→鞍馬街道→鞍馬(約50分) |
叡山電鉄鞍馬線「鞍馬駅」から由岐神社までの街道では歩行規制がかけられ、立ち止まることが禁止されます。
人混みの中ひたすら進み続けるうえ、足場は砂利道で坂道が続くので大変疲れます。動きやすい服装や疲れにくい靴を履いて参加しましょう。
終電までに帰りたい人は早めに鞍馬駅へ
10月22日は「火祭りダイヤ」で最終便が23時25分発となっています。
2023年10月22日(日)は「鞍馬の火祭」が行われるため、「火祭ダイヤ」で運行いたします。
— 叡山電車【公式】|~11/30 デナ21型修復クラファン挑戦中 (@eizandensha) October 12, 2023
▼時刻表はこちらをご覧くださいhttps://t.co/NFDvPcAvPg
📢鞍馬の火祭当日の 鞍馬発出町柳ゆきの最終列車は23:25発 です。
お乗り遅れのないようご注意ください。#叡電 #叡山電車 pic.twitter.com/SE4GOGmBca
終電で帰りたい人は、鞍馬駅までは街道が非常に混雑していて1時間以上かかるので、22時くらいまでに由岐神社を出ましょう。
なお、駅の切符売り場も混雑するので、帰りの切符を買っておくとスムーズに改札に進めます。
鞍馬の火祭り2023の駐車場はどこ?車で行ける?
鞍馬の火祭り2023は臨時駐車場がありません。
なお、周辺は15時から交通規制がかかるため車で移動できません。
車で行くのであれば、貴船口駅周辺の駐車場に停車し、鞍馬駅まで電車で移動することになります。
そもそも駐車場が少ないうえに、収容台数もそれほど多くないので、鞍馬駅周辺の駐車場まで行っても満車の可能性が高いです。
ただ、「どうしても車で行きたい」という人向けに、叡山電車の沿線周辺にあるおすすめ駐車場をご紹介します。
鞍馬の火祭り2023|おすすめの駐車場①貴船観光会 貴船口駐車場
住所 | 京都府京都市左京区岩倉幡枝町2019 |
料金 | 8~20時は60分200円・20~8時は60分100円(最大500円) |
時間 | 24時間 |
収容台数 | 36台前後 |
京都精華大前駅のすぐ近くにある有料駐車場です。駅前にあるので移動も楽ですし、料金も最大500円と安心なので使いやすいのもポイント。
お祭りの当日はどうしても混雑するので要注意です。
鞍馬の火祭り2023|おすすめの駐車場②進行道場 駐車場
住所 | 京都府京都市左京区岩倉幡枝町91−2261 |
料金 | 1日1,100円 |
時間 | 24時間 |
収容台数 | – |
妙満寺の有料駐車場です。(参拝目的の人は無料)
時間貸しをしていないので、長時間の駐車を予定している人にはおすすめです。
鞍馬の火祭り2023の交通規制は何時から何時まで?
鞍馬の火祭り2023は当日22日の15時から24時30分まで交通規制がかけられます。
一般車両は貴船口駅からくらま温泉までの街道が進入禁止となります。
電車だと貴船口駅から鞍馬駅まで約3分程度なので、車で行く場合は叡山電車の沿線周辺に駐車するのをおすすめします。
鞍馬の火祭り2023の見どころ
鞍馬の火祭りの見どころは、500本以上のかがり火や松明の火が街全体を包む幻想的な情景です。
各家にかがり火が灯され、掛け声の「サイレヤサイリョウ」(祭礼の意味)が町中に響き渡ります。
燃え盛る大松明を担ぐ青年や小松明を持った子どもが鞍馬を練り歩き、20時になると鎧を着た武者が山門前に姿を現します。(ちょっぺんの儀)
合図とともに「注連縄切りの儀」が行われ、大松明が一か所に捨てられる様子は凄まじい迫力です。
昨年(2022年)は規模縮小により見られませんでしたが、神幸祭で神輿が参道を下る際に、女性が綱を引いて石段から落ちないように綱を引く場面があります。
祭りでは珍しく女性が参加する場面があるのもこのお祭りの独特な文化のひとつ。
お祭り開始の合図「神事にまいっしゃーれ」の掛け声も必聴です。
鞍馬の火祭り2023の流れ
18時~:神事触れ
19時~:大松明を担いだ青年が移動
21時~:「注連縄伐(しめなわき)りの儀」
22時~:神輿が鞍馬街道を回って御旅所に安置される
23時~:神楽が奉納される
24時:火祭終了
例年のスケジュールを参考にして記載しております。例年と異なるスケジュールの可能性があるのでご注意ください。
鞍馬の火祭り2023に行く前に知っておきたいこと
- 動きやすい服装・歩きやすい靴で参加する
- 山奥で冷えるので防寒対策を万全に
- 16時までに現地入りし、22時までに駅に向かう
上記の準備は最低限必要です。とくに山道は足場が悪く、立ち止まれないので歩きやすい靴を履いていきましょう。
鞍馬の火祭りは「奇祭」と呼ばれるほど、独特かつ癖のあるお祭りとして知られています。
なんといっても舞台となる由岐神社が山奥にあるため、アクセスしにくいうえに夜遅くまでやっているという点が参加者を悩ませます。
お祭りは日付を超えても続きますが、一般の参加者は電車の最終に間に合わないので、早めに切り上げて帰るしかありません。かがり火が見えないまま帰る人も多いお祭りなので、楽しむには周到な準備が必要になります。
同日22日に京都の平安神宮にて開催される「時代祭」についてはこちら
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