10月22日(日)に開かれる「時代祭2023」(京都平安神宮)。
1895年から続く歴史と伝統をもった、由緒ある祭りとして知られ、昨年は実に3年ぶりの開催として大いに盛り上がりました。
この記事では、今年の時代祭をより快適に楽しむために、
- 臨時駐車場・有料駐車場の場所や料金
- 屋台の出店情報やおすすめメニュー
- スケジュール・日程
といった情報を分かりやすく紹介します。
時代祭2023の臨時駐車場は2か所
時代祭2023当日は、京都御苑が推奨している臨時駐車場(有料)の「中立売駐車場」か「清和院駐車場」を利用しましょう。
料金(3時間800円・30分ごとに100円・最大1200円)と時間(7時~20時)はどちらも共通で、会場からも近いのでおすすめです。
収容台数はそこまで多くないので、早めに駐車場に向かいましょう。
京都御苑中立売駐車場
住所:京都府京都市上京区京都御苑3
料金:当日1日最大1200円・180分800円(180分以降は30分100円)
営業時間:07:00~20:00(出庫は24時間可能)
収容台数:131台
車両制限:全長5m、 全幅1.9m、 全高2.1m、 重量2.5t
京都御苑中立売駐車場は収容台数が多いので、こちらから先に利用しましょう。
中立売御門から京都御苑に入ると辿り着きます。
清和院駐車場
住所:京都府京都市上京区京都御苑3
料金:当日1日最大1200円・180分800円(180分以降は30分100円)
営業時間:07:00~20:00(出庫は24時間可能)
収容台数:38台
車両制限:全長5m、 全幅1.9m、 全高2.1m、 重量2.5t
寺町通沿いにある駐車場です。
立地の割に安い料金設定なので非常に混雑しやすく、時代祭当日はすぐに埋まってしまうので、利用したい人は早めに駐車場に向かうことをおすすめします。
時代祭2023のおすすめ穴場の駐車場一覧
2か所の臨時駐車場が埋まっていた場合は、付近のコインパーキングや有料駐車場を利用しましょう。
時代祭当日でも比較的空いている穴場の駐車場を紹介します。
京都市出町駐車場
住所:京都市上京区河原町通今出川上ル青龍町
料金:当日1日最大1,250円・30分150円
営業時間:4時30分~25時
収容台数:159台
車両制限:全高2.1m
こちらの駐車場は収容台数が多いので、時代祭当日にほかの駐車場が空いていないときに利用したいですね。
京都御苑からもそれほど離れていないので、移動もスムーズです。
三井のリパーク 田中西浦町駐車場
住所:京都府京都市左京区田中西浦町29
料金:8-20時:60分200円(最大550円)
20時-8時:60分100円(最大300円)
営業時間:24時間
収容台数:12台
車両制限:全高2m・長さ5m・幅1.9m・重量2t
京都御苑から距離が少し離れますが、料金は破格の安さを誇ります。
臨時駐車場や周辺のコインパーキングは、例えば1時間利用しただけでも3時間分の料金が請求されますが、こちらは短い時間でもお得に利用可能です。
時代祭2023の屋台の出店はある?
時代祭は例年、屋台の出店が行われないので、出店されない可能性が高いです。
ただし、京都御苑の周辺には、来場者向けの特別メニューを販売しているお店もたくさんあります。
京都ならではの食べものや飲み物を楽しむのも、お祭りの醍醐味ですよね。時代祭当日におすすめのお店を紹介します。
京都フルーツ大福果樹庵
さらに美味しい情報も🍎🥝
— 明日につながる、アナタにつながる RADIO GROOVE (@fmfRADIOGROOVE) October 14, 2021
先月福島市上町にオープンした
京都フルーツ大福果樹庵さんを
ご紹介します🍊🍇
フルーツがまるごと入った
大福は果物と白あん、牛皮の
組み合わせがたまらない美味しさ甘い
来週オープンする新店舗の
情報もお届けします😊#果樹庵 #レディグル pic.twitter.com/rl7s4nHIFP
甘さ控えめな白庵と、産地直送の季節のフルーツが楽しめる伝統的なフルーツ大福です。
お土産に買っていくと喜ばれる1品。ネットや通販でも購入できるので、別のフルーツも食べてみたい人は違う季節にチェックしてみてはいかがでしょうか。
愛麩(まなふ)
平安神宮時代祭館十二十二さんの中にある愛麩に寄せてもろた時に、わざわざ店長さんがご挨拶に来てくれはったんですが…
— 京都の宏武さん (@himemaru0814) March 19, 2020
「Twitterが垢BANされてしまってー」
理由聞いたら、生年月日の所にお店がオープンした年入れたら
13歳になってもぉてアウト!
みんな気つけてやー!
僕が信長だった頃が懐かしい https://t.co/0zBKeX8nfT pic.twitter.com/pQzuhEPH9k
京生麩のお店”愛麩”の田楽や生麩は食べ歩きにも最適です。
カラフルな見た目で写真が撮りたくなるようなものばかり。古川町商店街内で営業しています。
参考:愛麩公式サイト
然花抄院(ぜんかしょういん)
京都・烏丸御池で街中にいることを忘れさせてくれる京町家スイーツ3選ですが…①中庭を囲む『然花抄院』の抹茶&室町傍瑠¥880 ② 茶室席も選べる丸久小山園西洞院店『茶房 元庵』の限定薄茶と和菓子¥1,200 ③大極殿本舗『栖園』で月替わりの名物琥珀流し¥750はいかがでしょうか…?石灯籠や坪庭が素敵! pic.twitter.com/eAySw0Padn
— かっきー / みやびな京都 (@kyoto_glafit) October 13, 2022
大正時代創業の老舗カステラ「長崎堂」が立ち上げた新ブランド「然花抄院」。
カステラはもちろん、クリームあんみつ、どら焼きなど、高級感のある和菓子を優雅に楽しめます。
時代祭に行くのであれば、期間限定の栗カステラも食べておきたい1品です。
参考:然花抄院公式サイト
時代祭2023の屋台の混雑予想・穴場はどこ?
3年ぶり開催となった昨年の時代祭2022では、約6万3000人の来場者でにぎわいました。
2016年の10万人に比べると来場者は減少傾向ですが、外国人観光客の増加に伴い、当日は非常に混雑することが予想されます。
巡行ルート周辺の道路は交通規制がかけられており、道も混むので行列を追うのはおすすめできません。京都御苑内も有料席があるので混みやすいです。
過去の時代祭参加者の口コミを参考に、穴場スポットをご紹介します。
時代祭の行列が見える穴場スポット①京都市役所前の河原町御池交差点
時代祭の行列は、京都市役所前にある河原町御池交差点まで進んで南下します。
交差点の手前までは有料の観覧席があるので、チケットがない人は入れないですが、交差点付近は無料でも行列がしっかり見れる絶好の穴場スポットです。
12時50分ごろに通過する予定なので、この時刻までにスタンバイしておきましょう。
時代祭の行列が見える穴場スポット②東山駅周辺
東山駅周辺も有料観覧席がないので穴場スポットです。
クライマックスに近づくにつれて多くの人が平安神宮に集まるので、東山駅周辺は比較的空いています。
東山駅周辺は14時ごろに通過予定です。
時代祭の行列が見える穴場スポット③岡崎公園
クライマックスの行列を見たい人は、岡崎公園でスタンバイすると良い位置で観覧できるかもしれません。
穴場という割には混雑しますが、敷地が広い分場所取り次第で良い位置が確保できるでしょう。
時代祭2023の開催日程はいつ?スケジュール・会場一覧
時代祭2023 | |
---|---|
開催日 | 2023年10月22日(日) |
開催時間 | 7時~ |
行列の巡行時間 | 12時15分~14時30分 |
観覧席 | 京都御苑・御池通・平安神宮道 |
22日の行列以外のスケジュールは下記の通りです。
日程 | 時間 | イベント |
---|---|---|
15日(日) | 13時30分~ | 時代祭宣上祭 |
21日(土) | 10時~ | 時代祭前日祭 |
22日(日) | 7時~ | 時代祭 |
8時~ | 神幸祭 | |
10時30分~ | 行在所祭 | |
12時~14時30分 | 行列進発 | |
16時~ | 太極殿祭並還幸祭 | |
23日(月) | 10時~ | 時代祭後日祭 |
詳しくは公式サイトの時代祭祭事スケジュールを参照ください。
行列の通過ルート・予想通過時刻
行列の通過ルートと先頭通過時刻は以下の通りです。
時刻 | 場所 |
---|---|
12時15分 | 京都御所 |
12時30分 | 丸太町 |
12時50分 | 鳥丸御池 |
13時20分 | 京都市役所前 |
13時40分 | 三条大橋 |
14時20分 | 慶流橋 |
14時30分 | 平安神宮 |
詳しくは公式サイトの先頭通過予想時刻を参照ください。
時代祭2023の交通規制・通行止め情報
行列の巡航コース(御池通~平安神宮前)は車両通行止めとなります。
京都御所内でも臨時駐車場の設置により、交通規制が施行されているので、当日御苑内に入る人は、下記の公式サイト情報をチェックしておきましょう。
京都府警:時代祭行列巡行に伴う臨時交通規制のご案内
時代祭2023の有料席の申し込み方法・座席表
有料観覧席券は1座席3500円から申し込みが可能です。
設置場所は「京都御苑」「御池通」「平安神宮道」の3か所から選べます。
チケット代の一部は時代祭の保存継承に充てられるようなので、お祭りの存続にも貢献できますね。
時代祭「有料観覧席のご案内」|【京都市公式】京都観光Navi
時代祭とはどんな祭り?特徴・見どころは?
京都の時代祭とは、葵祭や祇園祭と並ぶ京都3大祭りのひとつで、平安遷都1100年を祝う行事として催された祭事が由来です。
この祭りは京都市で毎年10月22日に開催され、平安時代から明治維新までの歴史的な要素を再現する豪華な行事です。
「京都御苑祭」とも呼ばれ、当時の情景や遷都から現代までの歴史を描いた「行列」が最大の見どころ。
京都の時代祭は、平安時代の風俗や文化を再現することを主要な目的としています。特に、平安京(現代の京都市)の文化や衣装が再現され、祭りの参加者が平安時代の貴族や武士、芸者などに扮装します。
この祭りは、平安神宮を中心に、白川や桓武天皇ゆかりの地で行われます。祭りは、平安時代の風俗や室町時代の文化を再現し、歴史の中世から江戸時代にかけての時代を通じての京都の様子を見ることができるイベントです。
時代祭のメインイベントは、「神幸列」と呼ばれる行列で、参加者は当時の装束を身にまとい、中世から近世の風俗を再現します。この行列には、孝明天皇や織田信長などの歴史上の偉人たちも参加し、当時の武官や文官、市民、婦人などが集まります。
時代行列は、京都御苑から京都御所まで進み、市内を練り歩きます。隊列は公卿や山国隊、志士たち、そして当時の執政や城使たちで構成され、風流な衣装や装束を着用しています。行列の先頭には、将軍の鳳輦(ほうれん)があり、その後には勤王の志士や献花を行う人々が続きます。
祭りの期間中には、古代の風俗や文化に触れる機会がたくさんあり、武官が流鏑馬を披露したり、踊りや弓矢のパフォーマンスを楽しむことができます。また、当時の雰囲気を再現した行在所や市民の姿も見ることができます。
京都の時代祭は、当時の歴史を生き生きと再現し、多くの人々が楽しむイベントで、京都市の文化と歴史を称える大切な祭りの一つです。
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