日本三大けんか祭りのひとつとして知られる「飯坂けんか祭り」が、2023年10月6日から8日までの3日間で開催されます。
小規模で開催された昨年とは異なり、今年は本格的に動員数も増えて数年振りに迫力のある神輿のぶつかり合いが拝めそうですよね。
そこでこの記事では、
- 飯坂けんか祭り2023の概要や日程スケジュール
- 飯坂けんか祭りの混雑予想やピークを避ける方法
- 八幡神社周辺の駐車場
- 巡行ルートと交通規制区間
といった、祭り前に知っておきたい上記の情報を紹介します。
飯坂けんか祭りとはどんな祭り?
飯坂けんか祭り(八幡神社例大祭)とは、福島県福島市飯坂町で毎年10月の上旬に行われる伝統的なお祭りです。
奥州三名湯の飯坂温泉にある「飯坂八幡神社」で行われ、最後の宮入りで屋台がぶつかり合う様子から、「けんか祭り」と呼ばれています。
300年以上も続く歴史の長い祭りで、神輿が神社に納まって祭りが終わるのを寂しく思い、屋台をぶつけて邪魔をしようとしたのが発端とされています。
飯坂けんか祭り2023のスケジュール|いつからいつまで?
飯坂けんか祭り2023は、10月6日金曜日の午前11時から8日の午前10時半まで行われます。
10月6日 | 午前11時 | 例大祭式典 | – 五穀の豊饒を神に感謝し、氏子の平安を祈願する神社の年中祭事の中で最も重要な式典です。 |
午後5時20分 | 移御式 | – 神輿渡御に備え、御神体を御本殿から神輿に遷します。 – 豊栄の舞(稚児舞の会)、剣舞(大鳥中剣舞クラブ)、祭り太鼓(飯坂小太鼓クラブ)が奉奏されます。 | |
10月7日 | 午前8時30分出発 | 神輿渡御 神幸祭 | – 飯坂一円を神輿が巡ります。 |
午後7時15分 | 宮入り | – 御旅所出発 – いよいよ“けんか祭り”のクライマックスを迎えます。 | |
10月8日 | 午前10時30分 | 後鎮祭 | – 祭りが無事終了したことを神々に報告します。 |
飯坂けんか祭り2023の屋台の出店場所
飯坂けんか祭りでは、八幡神社の境内で屋台・出店が営業しています。
2022年は出店数が少なかったので物足りなく感じた人も多いはず。
人の出入りも増えるため、今年こそにぎやかな出店の賑わいを楽しめるのではないでしょうか。
屋台の種類
飯坂けんか祭り2023の屋台の情報は確定していませんが、例年の口コミから考えると、下記のようなラインナップが予想されます。
- たこ焼き
- 焼きそば
- チョコバナナ
- 唐揚げ
- りんご飴
- ベビーカステラ
- 焼きとうもろこし
- わたあめ
- イカ焼き
- お好み焼き
- 金魚すくい
飯坂けんか祭り2023の屋台は何時から何時まで?
例年、屋台の出店時間はお祭りに合わせて営業されています。
10月6日(初日):午前11時~19時
10月7日(2日目):午前8時30分~22時
2日目は宮入が行われる19時半から屋台周辺が混雑するので、早めに屋台での買い物を済ませておくとよいでしょう。
お店によって営業時間が異なりますので、上記はあくまでも参考としてお考え下さい。
飯坂けんか祭り2023の駐車場
飯坂けんか祭りは八幡神社に臨時駐車場がないので、近所の無料・有料駐車場を利用しましょう。
近隣の駐車場は台数が少なく、近くに大型の駐車場がないのですぐに埋まってしまいます。余裕をもって早めに行くことをおすすめします。
近くの無料・有料駐車場は以下の通りです。
①堀切駐車場
住所:〒960-0201 福島県福島市飯坂町湯町15
料金:1時間100円
台数:ー
時間:24時間
②八幡寺 第2駐車場
住所:〒960-0201 福島県福島市飯坂町八幡内33−1
料金:無料
台数:ー
時間:24時間
八幡神社利用者専用の無料駐車場です。収容台数が少ないのですぐに埋まってしまうので要注意です。
③旧堀切邸・鯖湖湯駐車場
住所:〒960-0201 福島県福島市飯坂町道城町
料金:無料
台数:ー
時間: 8時30分~21時00分
旧堀切邸・鯖湖湯利用者専用の無料駐車場です。
④丸滝駐車場
住所:〒960-0201 福島県福島市飯坂町東滝ノ町15
料金:1時間300円
台数:ー
時間: 24時間
飯坂けんか祭り2023の宮入巡行ルート・予定時刻
7日の8時半から神輿が出発します。
巡行ルートは八幡・大鳥居前からスタートし、16時55分に横町・和田宅に到着する予定です。
時間別の巡行ルート・予定時刻はこちら
交通規制
10月7日の18時から22時まで、一部の区間で車両交通規制があります。
詳細は公式ホームページを参照ください。
神輿先頭の通過予定時刻は下記の通りです。
時刻 | 場所 |
19:15 | 横町出発 |
19:20 | 飯坂温泉駅前 |
19:30 | 池田医院前 |
19:40 | ホテルジュラク前 |
19:45 | 花岡町交差点前 |
19:50 | 八幡緑地下 |
20:00 | 川又食肉店前 |
20:05 | はなゆまち前 |
20:20 | 一味庵前 |
20:25 | 大鳥居前 |
飯坂けんか祭り2023の混雑予想と対策
飯坂けんか祭り2023は神輿が巡行してクライマックスを迎える2日目(7日)が最も混雑します。
とくに屋台がある八幡神社は、宮入の20時25分前になると人混みもピークに。
この時間帯になるとクライマックスの喧嘩が見たい人が境内に押し寄せるので、夕方までには境内で場所取りをしておく必要があります。
飯坂けんか祭りの歴史
飯坂けんか祭りは12世紀後半、大鳥城の築城と同時に遷建した八幡寺で行われた祭りが起源。
江戸時代には上町地区や商業地域の横町地区で祭りが賑わい、屋台を出して神輿といっしょに氏子地域を巡行したのが今の祭りにつながっているようです。
ちなみに飯坂けんか祭りは、大阪岸和田の「地車祭り」、秋田角館の「飾山ばやし」とともに日本3大けんか祭りのひとつに数えられています。
飯坂けんか祭りで起きた事故
飯坂けんか祭りの見所は、なんといってもクライマックスの宮入で神輿がぶつかる場面です。
しかし2014年の飯坂けんか祭りにて、60歳の男性が屋台から転落し、頭を打って死亡する事故が発生しました。
これをうけて宮入りでの屋台のぶつかり合いを禁止するなど、祭りの危険性について不安を抱く人も少なくありません。
本番ではなく準備中の事故だったとはいえ、怪我人も多く出るお祭りである以上、死亡事故が起きると中止や内容変更を余儀なくされるでしょう。
「けんか祭り」の性質上、事故や怪我がゼロになるのは難しいかもしれませんが、伝統を守りつつも安全な方法を模索していって欲しいですね。
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